獨協大学同窓会トップ » 支部ブログ » 福島県支部 » 市役所新庁舎の建設現場
獨協大学同窓会・福島県支部の活動やイベントなどの最新情報をお知らせします。
2009/6/25
私の住む福島市では現在、市役所新庁舎の建設が進んでいます。私の家から徒歩30秒ぐらいのところですので、毎日たくさんの工事関係者や工事車両が出入りするのを見ています。先日、周辺住民のための現場見学会がありましたので、興味本位で行ってみました。
まず、現場内の会議室で、新庁舎建設の概要と工事の進捗状況について説明がありました。現在は基礎工事の段階で、免震装置を取り付けているところだとのこと。免震装置とは、建物を地面から浮いた状態にして、その間に「積層ゴム」、「転がり支承」、「オイルダンパー」を入れることによって、地面の揺れを建物に伝わりにくくするものだそうです。その模型を見せてもらいました。
その後、いよいよ現場見学です。道路を1本つぶしてまで広げた大きな敷地に、巨大な基礎部分が横たわっていました。写真の撮り方が下手で、伝わりにくくてすみません。福島市のホームページのほうがわかりやすいです。
免震装置の実物も設置されていました。積層ゴムの上部にボルトがたくさん出ています。この上に柱を立てて、建物部分を作っていくのだと説明を受けましたが、こんな巨大な建物を宙に浮かせて点で支えるというのが、どうも私にはうまくイメージできませんでした。最新の工法なのでしょうね。
手前の「天然ゴム系積層ゴム」の奥に、見づらいですが「鉛プラグ入り積層ゴム」というのがあります。鉛プラグ入りのほうが天然ゴム系よりも硬いそうで、宙に浮いた建物が風に吹かれただけで揺れてしまわないように、この2種類を組み合わせて適度な硬さにしているのだそうです。なるほど…。
現在建設中の東棟(窓口部門など)は来年10月に完成予定、隣の現庁舎跡地に建てられる西棟(議会部門など)は平成24年11月に完成予定とのこと。完成すると、下の写真のようなイメージになります。
現在の市役所の建物は、貧弱といっては言葉が悪いかもしれませんが、とても古くて耐震性にも問題ありなので、福島市民は新庁舎の完成を心待ちにしています。もうしばらくかかりますが、安全第一で工事を進めていただきたいと思います。
同窓会にはまったく関係ない話題で失礼いたしました。
このエントリーのトラックバックURL:
※トラックバックに表示された内容およびリンク先は第三者のものです。内容については保証できませんのでご注意下さい。また、掲載されたトラックバックは断りなく削除することもあります。