ありがとう三木鉄道 近畿支部2008.04.01 3月末で兵庫県にある小さな鉄道が廃止になりました。 刃物の町三木市とJR加古川線の厄神駅を結ぶ三木鉄道です。6キロあまりの小さな鉄道です。 播州鉄道・国鉄三木線などを経て第三セクターの三木鉄道として住民の生活を支えてきました。 30年ほど前の小学校時代に母親の実家が近かったので一度乗りたいと思っていました。 20年ほど前途中の駅から一度乗ったことがあります。 その後機会がなく、一度乗り通してみたいと思っていました。 三木駅は初めてです。産経新聞などが廃線記事を書き出したので私は廃線を知り、 3月のある日お別れに行きました。 レールバスがコトコト田園風景の中を走ります。 駅舎は木造。鬼瓦が印象的でした。 タブレットと呼ばれる信号の一部のようなものを使って安全確認します。 ほのぼのした駅。切符の販売は原則なく、料金を降車時に料金箱に入れて下ります。 地元の人たちもお別れの気持ちを「のぼり」に書いて駅や沿線に立てました。 赤字が拡大して廃止になり、バスが走りだしました。 皮肉なことに3月に乗車したときは満員でした。加古川線を軸に三木、北条、鍛冶屋の支線が出ていました。三木線の廃線を機会に北条鉄道クローズアップされています。ついでに乗りに行く人も。 鉄道を敷設した当時の人はどんな気持ちで鉄道を造ったのでしょう? 今敷設したらいくらかかるのか?そんなことを考えると鉄道を残したいと思いました。 マイカー社会ですが、鉄道を大切にしたいものです。 サクラサク。 一覧へ 春爛漫・サクラ満開