近畿支部

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ちりとてちん

近畿支部2007.10.22
上方落語の定席「天満天神繁昌亭」がオープンして1年が経ちました。 落語ブームもあって人気は上々です。場所は大阪の中心、南森町の大阪天満宮の北隣にあります。 DSCF37781.JPG 昼席の開場前です。多くの人が列を作っています。この日は副会長の桂春之輔さんも登場。 DSCF37771.JPG 岩手県・岩手山麓が舞台だった朝のNHK連ドラ「どんど晴れ」に続いて 秋からは大阪が舞台の「ちりとてちん」の放送が始まりました。落語人気に拍車をかけそうです。 DSCF37801.JPG 200人余りで満員です。この日も立ち見客が出る盛況ぶり。 DSCF37751.JPG 日本一長いといわれる天神橋筋商店街。「繁昌亭効果」で人通りが増えたとか。 絵馬風の合格パンを売る店、安くておいしい寿司屋など 「食い倒れの大阪」を象徴する店もたくさんあります。 DSCF37911.JPG 高座の横にある演目の書いた立て札、「ちりとてちん」、「高津の富」など落語の演目は黒の墨字。 漫談や物まね、南京玉すだれなどは赤などの色文字。落語以外は「色物」です。 「『色物』の語源は、このことからきている」と、支配人の恩田雅和さん。 これまで私と同じ職場で落語や演芸の番組などを担当していました。新潟市出身です。 DSCF37871.JPG 「天神さん」というと、船を繰り出して壮大な夏の天神祭しか思い出さなかったのですが、 お参りの方も多くなったそうです。 DSCF37901.JPG 商店街で、またまたネコと出会いました。店の「招き猫」でしょうか? 関西にお越しの折りには一度「繁昌亭」をのぞいてみてはいかがでしょう。 http://www.hanjotei.jp/index.html さて、「ちりとてちん」とは?三味線の音をからとった落語の演目です。 知ったかぶりの、お竹さんを試そうと腐った豆腐を 「長崎名物ちりとてちん」といって差し出すこの家の旦那さん。 お竹さんは、「いつも食べていた」と知ったかぶりを繰り広げます。 しかし臭いも、味もたまらなく強烈。どんな味だ?との旦那さんの問いに お竹さん「腐った豆腐のようで・・・」 江戸落語では「酢豆腐」という演目で演じられているそうです。 ところで、関西には「素うどん」という言い方があります。ちりとてちんよろしく「酸っぱい」うどんでなく 具が何も入っていない「かけうどん」のことです。