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獨協大学同窓会について、獨協大学同窓会会長 大曲敏之がブログで語ります。
2012/3/20
第45期の卒業生の皆様ご卒業おめでとうございます。
梶山学長の高邁(こうまい)かつ慈愛深い式辞、並びに寺野理事長のお言葉をここに出席されている皆様とともに感銘深く聞かせていただきました。
卒業生の皆様もお聞きになりながら様々な思い・感慨を胸にしておられることと思います。
又、ご臨席の御父兄のお慶びも一入(ひとしお)であり、またひとつ肩の荷が下りた心境なのかもしれません。
ご指導に当たられた先生方のお慶びもさぞかしと拝察します。
申し遅れましたが、私は先程ご紹介いただきました一般社団法人獨協大学同窓会会長の大曲敏之です。
昨年3月11日に発生した東日本大震災から早1年が過ぎました。
同窓会では昨年、東北三県に在住の卒業生に対し、安否確認の葉書きをお送りしました。
新聞記事で1名の方がお亡くなりになっておられるのは存じておりましたが、返信の葉書きによりさらに1名の方がお亡くなりになっていることが判りました。
ここに改めて哀悼の意を表するとともに被災された同窓生の皆様をはじめ、関係者の方々には心よりお見舞い申しあげます。
そして以前のような生活に早く戻れますよう祈念するばかりです。
私は獨協大学同窓会会長としてこれから卒業される皆様に、『同窓会とは』と説明したい気持ちをぐっと堪(こら)えて、社会に巣立ったばかりの若い皆様が様々な場面で出会う、少々耳の痛い話をしてみたいと思います。
大学生活から社会生活へと変わる時に良く聞かされる言葉です。
その時にどう対処するか、どう対応できるかで評価が分かれます。
私が今までに聞いた社会人初心者への苦言の一部です
1.挨拶がきちんとできない
2.メモを取らず同じ事を何度も聞く
3.敬語が使えない
4.雑用を率先してやろうとしない
5.ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができない
6.同じ間違いを繰り返す
7.普通の返事ができない
8.自分のミスをあやまらない
9.指示待ちで自分から積極的に動こうとしない
10.プライドが高く知ったかぶりをする
11.忙しい先輩に「手伝いましょうか」の言葉もなく帰るなど協調性がない
12.仕事中の私語が多すぎる
13.注意すると逆切れする
14.仕事の優先順位がつけられずパニックになる
15.好き嫌いで物事を判断し、露骨に態度に表す
となっています。
15項目を上げました。
以上の事柄は私も含め過去言われ続けてきたことかもしれません。
何もこの場で言わなくてもまた聞かなくてもいいのではと思われるかもしれませんが、あえて申し上げました。
卒業後どのような形で社会生活を過ごすかは別としても世間の目はあるときは優しく、あるときは想像を超えて厳しいものがあるものです。
先程、申しあげた事柄は誰でも最初からは出来ないことかもしれません。
しかし其の事にいかに早く気がつき、いかに早く修正できるかです。
その『出来る』『出来ない』の差が大きいのだと、私の経験は教えてくれました。
最後に、卒業をされても皆様方は母校獨協大学のために、いい意味での圧力を掛け続けていただきたい。
様々な意見を投げかけていただき、皆様の後に続く後輩達のために、益々母校が発展・継続するように見守っていただきたいと思います。
正門前の石碑に建学者天野貞祐先生の「大学は学問を通じての人間形成の場である」の言葉が刻まれております。
その言葉が本日卒業される皆様の心に刻まれ、今後の人生において自分自身の中で確実に確認できる日が来ることがあるのだと思います。
大いに恥をかいてください。
失敗が出来るのは若さの特権でもあります。怯む(ひるむ)ことなく前へ前へと進んでください。
本日はご卒業おめでとうございます。
皆様のこれからのご活躍をお祈りいたします。
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