石川県支部

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石川県支部総会・20周年記念講演会

石川県支部2015.12.14
石川県支部発足20周年総会は、天野貞祐先生の恩師である西田幾多郎博士の生地、かほく市の「西田幾多郎記念哲学館」において、講演会を開催しました。講師としてお招きしたのは、西田幾多郎研究の第一人者である国際教養学部教授、松丸壽雄先生。天野先生の言葉を通し、西田哲学や西田幾多郎の人となりについて講義していただきました。 「言葉数は少なくとも包容力に満ちていた西田幾多郎は、"愛の場所"であった」と天野先生は表現されたという話から始まり、西田哲学のキーワードである「場所的論理」を松丸先生ご自身の人生経験や様々な例えを用い、わかりやすく解説していただきました。 「建学の精神の中に、"人間形成の場"という言葉が入っている獨協で学び、天野先生から直接薫陶を受けた方々が同窓会にはいらっしゃる。同窓会こそが、天野先生の精神が今日に生きて宿る"場"ではないか」という松丸先生の言葉に、参加した同窓生一同は母校愛に胸を熱くしたことと思います。 獨協大学に学んだことも含めて、自らの意思で選択し行動していることが、実はすべて"縁"というものによって動かされているのであり、「無」から "場所"が出来、その場所によって「個」(自分)が存在するのである。聴講された方々の解釈はそれぞれだと思いますが、私はそのように理解しました。 北信越支部発足から32年。さらに石川県支部として20年を数え、支部開設当時からご尽力いただきました加藤貫雄会長をはじめ、藤沢廣一、大曲敏之歴代会長、本部スタッフの方々にも多大なご支援を賜りながらこれまで継続することができました。 大学を卒業してからが長い人生です。悪いと思っていた状況も良くなりますし、その逆もあります。獨協大学という学舎を共通の"場所"とする皆さんが、悲喜こもごもいろんな経験をされ、原点に還る"人間形成の場"として、これからも同窓会支部が末永くあり続けることを心から願います。

石川県支部代表 中山 貴之 (87英語卒)

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