獨協大学創立45周年記念式典によせて 会長ブログ2009.10.29 獨協大学創立45周年、誠におめでとうございます。 同窓会を代表して一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。 私は昭和51年卒業の9期生でありますが、その時にはすでに様々な大学施設が整備されておりました。しかし第1期入学の先輩方はまだ設備が整っていなかったために、目白の獨協高校の体育館を借りて入学式をされたとのことです。それから思えば、この45年という月日の間に大学は大きく様変わりしました。 学部学科の充実、学生数の増加、施設の充実は目を見張る物があります。それとともに獨協大学のステータスは年々増すばかりです。これはひとえに創設者天野貞祐先生の建学の理念が教職員の皆様に脈々と受け継がれ育まれてきた賜物と思わざるを得ません。また獨協大学を巣立った卒業生が社会にでて様々な業界、様々な分野で活躍されていることが何よりもの証左かと思います。 挨拶の機会では何度か申し上げているのですが、私は昭和38年ここ松原団地に転居してきました。まだ大学が建設中で工事現場がまさに遊び場でした。今の人工芝グランドは春には蓮華が咲き乱れ雲雀が舞いさえずるのどかな風景でありました。傍を流れる伝右川は激しい雨が降れば氾濫する川でした。ひどい時にはゴムボートが出て、そのたびに新聞やテレビのニュース番組を騒がせておりました。今はそれらがなつかしい思い出の一ページです。 大学構内および周辺を見渡せば建設ラッシュとまでは申しませんがスクラップ&ビルドの真っ最中です。今後の教育環境の整備として設備・施設の充実が着々と進められています。まさにオールインキャンパスとして学部・学科を越えた交流が広がり「学問を通じての人間形成の場」が今にも増して更に充実するであろうと考えます。 今年の夏、日本は政権交代という大転換を迎える選択をしました。先日の首相の所信表明演説では「無血の平成維新」という言葉が使われております。正に変化・変革をするという力強い意思が感じられます。それらを実現する為には大きなエネルギーと知恵がいることでしょう。また時間と共に今すでに出現してきております案件より更に踏み込んだ様々な施策が必要となり、乗り越えなければならない壁がでてくると思います。 この変化に向かって進むであろう日本、その日本におけるあまたの大学の中において獨協大学ではハード面の改革すなわち学び舎としての施設のリニューアルが行われ、少子化を迎える現実問題の中での教育の質を保つ学生の選抜、そして大学経営を進めていかなければならないと思います。正に今、獨協大学が右肩上がりのこの時にこそ冷静に次のステージの立位置を分析し、ポジションを取りにいかなくてはならないと思います。 最後になりますが今後も教職員の皆様・現役学生職君・ご父母の皆様そして卒業生同窓会の会員と共に大学の応援団として協力させていただきたいと思っております。 獨協大学が今後の日本を形作る有為な人材を送り出せる教育機関として益々発展されることを祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。 獨協大学創立45周年誠におめでとうございます。 平成21年10月28日(水) 獨協大学同窓会会長 大曲 敏之 福島県支部総会 一覧へ 石川県支部総会