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卒業生便り『ミャンマーの地雷被害者への義足支援をはじめます』

OBの清水俊弘さん(86年経営卒)は、NGO職員として、約30年間の長きにわたり、国際協力の現場に携わられました。

現在は、獨協大学の他、複数の大学の講師をつとめられ、現場での経験を大学生に伝えています。

清水さんからお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

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獨協大学OBの皆さん、はじめまして。
経済学部86年卒の清水と申します。
在学中は、ハンドボール部に所属していました。
卒業後は、NGOの職員としてカンボジアやアフガニスタンなど国際協力の現場を歩いてきました。7年ほど前から縁あって、国際教養学部の非常勤講師(NGO論)として、現役学生の皆さんにこれまでの経験を語っています。

地雷廃絶日本キャンペーンのとりくみ

私は、長年日本国際ボランティアセンター(JVC)という組織で活動をしてまいりましたが、現在は、対人地雷やクラスター爆弾などの無差別兵器の禁止を求める地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)という団体の代表理事を務めております。
JCBLは、1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)の構成団体の一つで、発足から20年の歴史があります。
昨年ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器禁止国際キャンペーン)やクラスター爆弾禁止条約の成立を実現したクラスター兵器連合(CMC)と同じ流れにある組織です。
1997年に対人地雷全面禁止条約(オタワ条約)が成立して以来、軍縮の問題は軍備の観点ではなく、犠牲者の視点から考える"人道的軍縮"が主流になりつつあります。
禁止条約ができたことで、これらの兵器の使用や生産、備蓄が劇的に減少し、犠牲者の数も大幅に減りました。しかし、一度地雷で吹き飛ばされた手足がもとに戻ることはありません。条約加盟国に真摯な履行姿勢を求めると同時に、累積する犠牲者への支援も継続的に行われなければなりません。

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ミャンマーの地雷被害者への義足支援をはじめます


現在、JCBLでは、ここ数年新たな地雷の使用と犠牲者増加が著しいミャンマーにおいて、犠牲者に義足を提供し、社会復帰を促す支援を進めています。
義足の提供者数は、年間50人を目標としています。
その資金を集めるため、およそ25人分の経費に相当する100万円を目標にクラウドファンディングを実施中です。
期限は、2月5日まで。あと3週間ほどですが、目標を達成すべく最後まで頑張りたいと思いますので、ぜひともご協力お願いいたします。
クラウドファンディング・readyforは下記のURLをご覧ください。

https://readyfor.jp/projects/jcbl-myanmar

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清水俊弘さん



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