同窓生の広場
 

獨協大学同窓会トップ » 同窓生の広場 » 同窓生からのお知らせ » 在ニューヨークの現代美術家・市村しげのさん(88年法律卒)の個展開催!

在ニューヨークの現代美術家・市村しげのさん(88年法律卒)の個展開催!

ニューヨークで活躍する現代美術家・市村しげのさん(88年法律卒)の個展「親密さの相対性 2」が9月5日(金)より都内で開催されます。

市村しげの 『親密さの相対性2』


会期2014年9月5日(金)- 10月17日(金)
オープニングレセプション9月5日 18:00 - 20:00
営業時間11:00 - 19:00 * 日曜・祝日休廊
会場ベイスギャラリー
〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル1F

TEL: 03-5623-6655
FAX: 03-5623-6656

市村さんは、1997年、全米最大のアートコンペティションの一つ「テキサス・ナショナル」でアジア人として初入賞(第2位)を果たし、 2002年にはNew York芸術基金よりフェローシップを受賞、その後ニューヨークを中心に多数の個展、グループ展を果たしています。 今回は、2005、2008年2011年に続き当画廊の4度目の発表となります。

銀色という無彩の上に、 一見機械的に付されたドットが表現されていますが、今回も全て市村の手からスクイズされ描かれたものです。 ドットは規則正しく描かれ、その一個一個がかけがえのない個そのものを表現し、更に引き返せない刻々の時間をも表現してきました。 小さな手から生み出された点は、次の点を呼び起こし、更に次の点を招じ入れ、ついに大きな点の群れに至ります。 それは私たちの生きるに似て、孤立と集合のせめぎ合いを画面の中に展開させます。

小さな点が召喚した多くの点の群れは、緩やかに大きな円環を描き、ともすれば最初の1点は集合の一つに埋もれてしまう。 しかし銀の鈍い画面は、光と見る角度によって、小さな点を葬ることなく、小さいながらエレガントな光を放ち、またあえかな影を伴ってその存在を明らかにします。 見る位置、光、大きな相対の姿勢でどのようにも変わっていく彼の絵画は、私たちの人生そのもののようで、彼の表現が自然に私たちの胸に侵入してくるのはその所以からくるものでしょう。 小さな点は私の個そのものであると同時に、時の刻々たる流れでもあり、私たち自身の鼓動でもあります。

作品のサイズも大きく、 新たな展開を見せる本展を是非ご高覧の上、ご喧伝下さいますようお願い申し上げます。


20140828-jpg

jpg

※情報の修正について

このページに掲載している情報に誤りがあったり、追加で掲載したい情報がある場合は、
お問い合わせフォームよりご連絡ください。